そんな時代の卒業式

げお

2021年03月24日 06:30



本来なら、2つ下の学年の下の子も一緒に参加する筈の式典でしたが、コロナ禍においては其れもかなわず、下の子には家で大人しく留守番して貰っての参加でした。

例年なら在校生と卒業生とのやり取りや、色々な方々からの贈る言葉等も有ったと思うのですが、非常に簡素になったプログラムに、国歌斉唱・校歌合唱と有ったので、其処は良いのかなと思ったら、矢張りテープを流すだけで、心の中で歌って下さいとのアナウンスによる進行でした。

其れでも、卒業証書の授与はちゃんと行われ、その際には壇上から各個人毎に一言述べる時間も確保され、非常に簡素な卒業式の中でも良かった処でした。









最後に校長先生からの挨拶が有り、小学校生活最後の年に、長期に渡る休校や数々のイベントの中止や短縮、非常に我慢をしいた事を謝って居ましたが、今迄の卒業生の中でも1番忍耐力が付いた卒業生だと思いますとの話に、確かになぁと思いました。そして、中島みゆきの時代を取り上げ、あんな時代も有ったねと きっと笑って話せるわとの話をしていたのが印象的でした。

その後は卒業生が退場し、自分達も卒業式も終わったなぁと続いて会場を後にしようと思った時、事前に撮っておいた録画映像が有るとの事で、其れにて6年生の各担任の先生方からの挨拶と、6年生の子供達1人1人のワンショットがメロディと共に上映されました。

非常に簡素になってしまった卒業式で、色々残念に思うであろう保護者の為に、せめてものサービスなのかなぁと思うと、先生方も本当大変な中気遣ってくれたんだなぁと感じました。

上映が終わると会場出入り口に置かれた子供達が作ったフォトムレームを忘れず持ち帰って下さいとの案内で、会場に来る時は急ぐあまり気付かなかった子供達の作品を観て、初めて最後の映像のワンショットが使われてるんだなぁと知りました。









正直、子供達の幼稚園の卒園式の方が泣かせて来る卒業ソングの所為等も有ってか、色々くる物が有りましたが、此の1年を振り返ると、何とも損な時代に当たってしまったとも思いますけど、其れでも此のかつて経験した事の無いコロナ禍でも無事に小学校を卒業出来た事に感謝したいと思います。









そして、校長先生の言う通り、いつかはあんな時代も有ったねと、ある意味非常に記憶に残る小学校生活の幕切れだったと懐かしく振り返る日も来るんでしょうね。
















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